白御影石G623のご紹介

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G623のしらべ

中国産の御影石が輸入され始めた最初から、日本に入ってきている白系の御影石のご紹介です。海岸近くに採石場があるので、切り出してすぐに船に積むことができる利点があるG623と言う御影石です。

原産地

中華人民共和国の南部、福建省に厦門市(アモイ、シァメン)と言う中国経済特区に指定されている都市があります。この厦門市の海岸部にG623の丁場があります。厦門の「厦」は大きな建物を示す漢字で、華僑のふるさとと言われる古くから栄えた都市です。昔から貿易で栄え、現在は海外から多くの企業が事務所などを置いています。スポーツや文化が盛んで、中国のプロサッカーチームがあり、毎年国際マラソンの大会も開催されています。また、多くの各種芸術団体が活躍しています。活発な経済のおかげで文武も栄えている地域です。

特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

中国産の白系御影石の中で一番ポピュラーと言われる御影石です。白の中に黒雲母による粒子があり、茶色やピンクの柄が入っている物もあります。石目は大きめですが、吸水率は比較的低く、硬い部類の石材です。海岸に近い所に丁場があるので、陸上の輸送コストが抑えられ、価格も低くなっています。安価な割に質の良い御影石と言えます。茨城県産の「稲田石」に似ていることから、「新稲田」また、ピンクの柄があることから「稲桜」とも呼ばれています。以前から大量に採石し、大きなサイズの石も切り出していることから採石中止になる可能性も出てきています。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

質の良い御影石ですが、お手入れを怠らないことが大事です。

ツヤのある表面加工の場合

鏡面を出している加工の場合は傷が付きやすく、傷が目立つと言う欠点があります。こまめにお手入れすることで、多少は傷の付く要因を防ぐことができます。また、汚れをそのままにするとシミの原因になります。薄い色の御影石ですとシミが付くと目立ちます。水拭きなどの簡単なお掃除で、美しさを保つ事ができます。

ツヤのない加工の場合

床などはツヤのない表面の石材を使用する事が多いです。汚れる機会が多いので、毎日のお掃除が大事です。箒などで大きなごみや、ほこりを取るだけでもずいぶん違います。その後、水で洗い流すと更にきれいになります。吸水性が低いと言っても、まったく水を吸わないわけではないので、水分を拭き取った方がベストです。

適した製品

大量に輸入されるので、様々な場所で使われます。

天板

天然石のキッチンや洗面台、カウンタートップは高級感があります。G623は吸水性も低く、水周りに使っても十分耐える事ができます。しかも普及的な価格で、手に入れやすい石種ではないでしょうか。色や柄も明るい感じで、天然石の持つ冷たさを和らげる事ができます。

屋外使用でも

石畳や石段など、また庭の飛び石などに使われます。その場合は、バーナー加工やノミ切りと言われる、多少の凸凹の表面を持たせた石材を使います。風化にも比較的強いので、風雨にさらされても劣化することが少ないです。

まとめ

御影石のG623は、九龍江と言う川の河口付近の海岸部に丁場があるので、輸出には便利な所です。昔から大量に採石しているので、閉山も近いのではないかと言う事も言われています。閉山した後には、港湾施設を作る計画も浮かび上がっています。しかし、在庫はまだ大量にあるので、すぐに無くなる心配は無いようです。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…7000円
400角…7000円
300×600…7000円
600角…10000円

2017年3月のしらべ