G332 中国産グレー御影石のご紹介

G332のしらべ

濃い色のものはインパクトがあり、目立ちます。特に黒い色はどこに使っても違和感なく、どんな色と組み合わせてもデザイン性が良い色と言えるのではないでしょうか。石材にも何種類かの黒い石があります。その中で、中国から産出しているグレー系御影石のG332をご紹介します。

「G332」の原産地

中華人民共和国には、いろいろな料理が昔から作られてきました。黄海に面した山東省でも、長い歴史の中で数々の料理が考案され、一説では紀元前には元となる様な料理が生み出されていたと言われています。山東省の料理は「魯菜」(ルーツァイ、ろさい)と呼ばれ、辛い料理の多い四川料理、甘みの強い江蘇料理、幅広い調理法のある広東料理に並ぶ中国四大料理に挙げられています。北京ダックなどで有名な北京料理の原型と言われていて、宮廷文化が花開いた頃の満漢全席の主要な料理となっていました。これは、栄えては滅んでいった数々の帝国の首都が比較的近かった事と、歴代の皇帝が好んだ料理であった事が要因となっているようです。古代から塩を調味料として使ってきたことが特徴のひとつに挙げられ、塩味が強めで香りがよく、柔らかいものが一般的です。また、透明なスープと牛乳を使ったスープも特徴の一つです。中原と呼ばれる中国大陸平野部の農産物と、黄海の豊富な魚介類が山東料理を素晴らしいものにしてきた所以といえます。

「G332」の特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

「G332」は黒御影石の一つですが、漆黒ではなく、ほとんどの場合は濃い灰色の石となっています。特にツヤを抑えた表面加工のものは、少し濃い目のグレーになります。黒雲母の黒と石英のグレーと白い長石の粒子が細かく入り混じっていて、これらの鉱物の割合の違いで色が濃い部分と薄目に見える部分になります。キメの細かい石で、全体的には所々に白い粒の入った、黒っぽい砂のように見えます。花崗岩の中の有色鉱物の一つである雲母は「きらら」とも呼ばれ、薄く剥がれる鉱物です。石英は、透明度が高く六角中を形成している物が水晶(クリスタル)です。このような鉱物は光をよく反射するので、太陽の強い光に当たると小さい粒子でもキラキラと光ります。特に鏡面加工の物は、色も黒に近くなり、照明の光にもよく反射します。石目はとても小さく、吸水率も低い硬い部類の御影石です。従って風雨や寒冷などの季節変化に強く、劣化しにくい石材と言えます。屋外の使用にも長期間美しさを保つことができる御影石です。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

「G332」を取り扱う時の留意点

黒は劣化などが目立ちます

一般的に御影石は劣化や風化に強い石材と言われています。しかし、屋外使用の場合では近年の酸性雨や、主要道路のそばであれば大量の排気ガスなどで、劣化が早まることは否めません。また、温泉地の浴場には御影石がよく使われていますが、温泉の様々な成分や石鹸カスなどによって劣化やシミが生じる事があります。特に一般家庭のバスルームと違い、常に水に浸かっている状態なので比較的短期間で剥離状態やくもりが出てきます。「G332」のような黒い御影石は、このような状態が特に目立ちます。ほぼ元の状態に戻すこともできますが、すぐに同じ様な状態になる可能性がありますので、そのことを考慮した上で使用してください。「G332」は吸水率が低いので水回りにも向く石材ですが、適切なコーティングを施せば美しさが長持ちします。また、適度なお手入れも、よい状態を長く維持するためには必要となってきます。

「G332」に適した製品

目立たせたい場所に使う素材として

プレート

表札やショップのネームプレート、会社などの銘版に使われます。当該の建築物で一番目立たなければならないものですので、御影石の「G332」の黒い色は、派手さは無くても目を引くことでしょう。黒い色は格の高さも表すことのできる色なので、「G332」で作られたネームプレートは品の良いイメージも持っています。また、マンションの玄関ドア付近に表札代わりになる、おしゃれなプレートを取り付けている例もあります。訪れてきた人を迎える為の良いアイテムになるのではないでしょうか。

天板

御影石の「G332」は、カウンターやテーブルの天板に使用されます。天然石の高級感と粋な黒い色は、その空間を落ち着いた雰囲気にするのではないでしょうか。屋内の部屋に黒を多く使うと、暗い雰囲気になりがちですが、ツヤのある鏡面加工の表面に照明の光が反射すればゴージャスな感じにもなります。

「G332」のまとめ

一言で黒と言っても天然のものには様々な色があります。日本には昔から色を細かくわけて、名前が付いています。「漆黒」「墨色」「濡羽色」など数え上げればきりがありません。黒御影石も天然の石ですので、単に黒一色ではありません。御影石のG332も良く見れば色々な黒が見えるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…7000円
400角…7000円
300×600…7000円

2020年10月のしらべ

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