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ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター( ‘stelios ioannou’ learning resource center)


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「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」のご紹介

 

地中海の東の端に浮かぶ島国の首都で学ぶ未来の社会を担う学生たちの為に建設された施設は、未来を生きる人々のために自然と環境に配慮した建物です。「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」は、建設地の周囲にさりげなく付け加えられた1つの風景になっています。

「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」の設計者

 

「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」の設計とデザインを担当したのは、フランスを代表する建築家の1人、ジャン・ヌーヴェルです。フランスの南部にある町で教師をしていた両親の元に1954年に生まれた彼は、子供の頃には将来は画家になりたいと考えていたようです。教師という堅実な職業だった両親は、彼の将来を考え、安定しない職業に就くことに反対していました。そこで彼は、妥協案として建築を学ぶことを思いつきました。それは、結果的に彼を世界的に著名な建築家にするための第一歩でした。ワインで有名なボルドーにある美術学校で建築を学び始め、その後、国立の美術学校で更に建築を学びました。彼は数年の間、学業のかたわら建築家の助手を務め、卒業後に建築事務所を共同開設しています。その時にはすでに建築家の地位が低すぎることに懸念を抱いていて、建築家の地位向上のための運動と、労働環境の改善を目的として、建築家の組合を結成しました。彼の生み出す建物は、型破りな印象を持つものが多く作られています。しかし、わざわざ奇想天外な建築物を作るのではなく、その建物の置かれた状況を様々な角度から考慮した結果として出来上がっています。加えて、彼の持つ天性のひらめきが、誰も思いつかなかった建物となって具現化されています。

「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」の所在地

 

「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」は、地中海に浮かぶ島国キプロス共和国の首都、ニコシアに建設されました。キプロス島は地中海で3番目に大きな島で、東端に近い位置で、北はトルコ、東にはシリアとレバノンがあります。この島は政治的にとても複雑で、国連に加盟しているほとんどの国が承認しているキプロス共和国と、トルコのみが承認している北キプロス・トルコ共和国があり、2つの国を隔てるための国連が管理しているグリーンラインと言う緩衝地帯が島を分断しています。加えて、面積は少ないですが、島の南部にイギリスの海外領土が2個所あります。ニコシアは2つの国が共に首都として定めていて、世界で唯一、複数の国の首都を務める街となっています。街の中にもグリーンラインが通っていますが、現在は検問所を通って行き来できるようになっています。この街は島の中央より少し北に位置していて、およそ3,500年以上前から人々が暮らしています。青銅器時代と呼ばれる時代には、街の周辺に広がる肥沃なメサオリア平原に人々が定住していたようです。この島も古代の王国があって、ニコシアの周辺は国の中心となっていました。また、東ローマ帝国の時代にはこの街が島の首都に定められ、それ以来1,000年以上も島の中心地となっています。

 

「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」の特徴

 

2019年に完成した「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」は、周りの風景に同化するように考えられた建物です。規模の大きな建物で、中央は直径40mの円筒形をした5階層の図書館になっています。その周囲に学習のための小さな部屋や、情報センターが作られています。図書館の中心には、館内に明るさを届けるエネルギーを使わない設備が作られています。建物の外観は青と緑色で覆われ、広い平らな屋上の中央には白いドームが作られています。ドームは、6角形のアルミパネルが敷き詰められていて、その中心には直径が5mの鏡が設置してあります。この鏡はヘリオスタットと呼ばれる装置で、平面の稼働する鏡が太陽光を反射して、図書館の中心部に設置してある高さ24mの円柱に光を届けられるようになっています。円柱は裾が少し広がる形になっていて、下層階にも十分な明るさを提供できるようになっています。円筒形の図書館は、この円柱を中心として巨大な吹き抜けの形になっています。屋上には慎重に選ばれた、建設地の周辺で生育する植物が植えられていて、屋上庭園を構成しています。建物を覆う青と緑の色は、メッシュになっている建材としての布製で、内側からは外の景色が良く見え、通気もよくなっています。

「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」のまとめ

 

キプロス大学に新たに建設された情報センターと図書館が入る建物が「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」です。この施設の名称に冠されたステリオス・イオアヌーと言う人物は、建設会社を経営する実業家であり、企業の利益を様々な分野に還元する慈善家でもありました。この施設を建設するにあたっては、21世紀を見ずに他界した彼の妻が費用を賄い、建設は彼の残した会社が行いました。キプロスの経済を救った人物の名を冠した「ステリオス・イオアヌー 学習リソースセンター」は、国の未来を開く一端を担っている施設と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

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