トラバーチンクラシコ イタリア産ベージュ系大理石のご紹介

トラバーチンクラシコ(Travertine Classico)のしらべ

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神話の都ローマで、古くから貴族の屋敷や公共の建築物に、彩りを添えてきた大理石のトラバーチンクラシコをご紹介します。
白とベージュのコントラストが美しく、波の様な模様の巣のような穴が空いているのが特色の歴史深い大理石です。

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「トラバーチン クラシコ」の原産地

大理石の「トラバーチン クラシコ」はイタリア共和国の中部、首都ローマの近郊で切り出されています。ローマ帝国の初期に建造された円形競技場のコロッセオから、約20㎞北東に行った場所に採石場があります。

大変古い歴史のある所で、都市として成り立った世界で初めての街と言われています。その為に、世界で初めての開発や様々な発明がありました。コロッセオの建造に当たっては、近隣で切り出される石灰岩を利用していましたが、石灰岩と火山灰を混ぜて作られた古代のコンクリートも使用されています。ローマン・コンクリートと呼ばれる建材が発明されたことによって、都市の重要なライフラインの水道(ローマ水道)が整備され、人々の暮らしを向上させることができました。

他にもパンテオン神殿や、カラカラ浴場などの建設に使用されています。中世に於いては、ルネサンス発祥の地として文化の中心地の役割を果たしていました。このような歴史から、古代の遺跡や美術館がたくさんあり、世界中の人々を魅了する都市となっています。

「トラバーチン クラシコ」の特徴

本磨き(穴埋め)

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本磨き(穴あき)

水磨き(穴埋め)

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水磨き(穴あき)

「トラバーチン クラシコ」はベージュの大理石です。色のわずかな濃淡が平行に入っているので、積み重なった地層や海のさざ波のように見えます。色は基本的に薄めですが、模様の幅が広い所は、多少濃く見えます。波の様な流れた模様が、この大理石の一番の特色でしょう。

この模様にそって、巣穴と呼ばれる小さな穴が割と多く、目に見える穴もたくさんある事が特徴の一つです。これは、トラバーチンと呼ばれる岩石の出来上がり方に由来するものです。石灰岩には大まかに2つの種類があって、トラバーチンは水含まれる石灰質が沈んで積もった石です。カルスト地形によく見られる鍾乳洞の鍾乳石も、同じ過程で出来上がります。そのまま使われることもありますが、巣穴に樹脂を埋め込んで、水などが入らないように加工することもあります。更に他の大理石同様、酸に弱い性質を持っています。また、石としてはかなり柔らかい部類になるので、加工がしやすいと言うのも特徴の一つです。

「トラバーチン クラシコ」を取り扱う時の留意点

トラバーチンクラシコは、主に屋内向けに使われる事が多いため、屋外には向いていません。

屋外には不向き

巣穴が非常に多いので、屋外ですと雨水などが入りやすく、水の入ったところからコケやカビが繁殖する可能性が大きくなります。寒冷地では気温が低くなると、その水が凍ってしまって石が割れる事があります。このような事から、屋外での使用は不向きな素材です。また、屋外で使用する場合は年月がたつと、色が褪せてくることもあります。

加工に種類があります

タイル状に加工されたものが多く流通していますが、穴埋めタイプと穴を埋めていない製品があるので、使う場所に応じて選んでください。また、表面加工も数種類の方法があります。大まかに、鏡のように磨かれたツヤのある本磨きと呼ばれるものと、本磨きにする手前の光沢がない水磨きと呼ばれるもの、切り出したままのような割り肌と呼ばれる表面がザラついているもの等があります。いずれも、「トラバーチン クラシコ」の特徴を損なうものではないので、使用する場所やデザインによって使い分けてください。

「トラバーチン クラシコ」に適した製品

屋内向けだと、やはり床材や壁材に使われる事が多いです。

床材

穴埋めタイプを使い、表面をコーティングして傷が付きにくいようにします。波模様が木目のようにも見える事から、落ち着いた優しい空間を引き出すのに一役買うことができるでしょう。また、ベージュの色合いが、温もりのある安らげる室内にしてくれるのではないでしょうか。

「トラバーチン クラシコ」には、縞模様のような柄が入っているので、施行する時には向きに気を付けてください。「トラバーチン クラシコ」は、派手さはありませんが、デザインや使用する空間に合わせて様々な使い方ができるでしょう。

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長年穴あきタイプを床に使用するとこのようになります。

壁材

穴あきタイプでも使えます。壁部分に使う時は、穴埋めせずに「トラバーチン クラシコ」の持ち味をそのまま使うことで、個性的な雰囲気を作り出せます。鏡面に仕上げる磨き方で艶やかな表面を引き出し、さりげない高級感を持つ明るい室内になることでしょう。また、割り肌のものを使えば、自然な感じに仕上げる事ができるので、ナチュラルなイメージにもできます。「トラバーチン クラシコ」は控えめな色合いなので、表面の加工方法によって、かしこまった場所にもくつろぎの空間にも使える素材です。

マントルピース

日本ではまだまだ少ないですね。

「トラバーチン クラシコ」のまとめ

大理石の「トラバーチン クラシコ」は、伝統のある都市で、はるかな昔から重宝され、親しまれてきました。「クラシコ」とは、採石場のあるイタリアの言葉で、代表的とか典型的と言う意味を持っています。

「トラバーチン クラシコ」は、トラバーチンと言う種類の大理石の代表的な石と言えるのでしょう。この石材の持つ柔らかな雰囲気が、古くから使い続けられてきた理由の一つと言えます。そして、これからも私たちの生活空間を、華やかに彩ってくれるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き(穴あき、穴埋め、水磨き共)
300角…12000円
400角…12000円
300×600…14000円
400×600…14000円
600角…18000円

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