ロッソアリカンテ スペインの赤い大理石のご紹介

ロッソアリカンテ(Rojo Alicante)のしらべ

 

情熱の国、スペイン王国にぴったりな、赤い大理石のロッソアリカンテをご紹介します。
ヨーロッパの西端に近い場所から、地上に現れる太陽の様な色の大理石です。

 

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「ロッソ アリカンテ」の原産地

大理石の「ロッソ アリカンテ」は、闘牛で有名なスペイン王国の東部にある、地中海沿岸のバレンシア州アリカンテ県で切り出されています。スペインは地中海と大西洋に挟まれているような国ですが、アリカンテは地中海沿岸のほぼ中央に位置します。

一年を通して温暖な気候で、冬でも氷点下になる事は稀です。特段の観光地はありませんが、国内の各所で夏至に行われる火祭りの中でもこの街で執り行われる「サンファンの火祭り」は特に有名です。祭りの後は1週間にわたって毎晩沿岸で花火が打ち上げられています。この街で目を引くのが、港に沿って作られている遊歩道です。並行して建設されている車道の2倍以上は幅がある大理石が敷き詰められた歩道は、市民の自慢となっています。4列に植えられたヤシの木の並木に、赤、白、黒の3色の大理石の小さなタイルが、波打つような曲線を描くように並べられています。650万枚の大理石で作られた遊歩道では、夏の2か月間、様々なパフォーマンスが繰り広げられています。

「ロッソ アリカンテ」の特徴

 

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本磨き

「ロッソ アリカンテ」は、「血と金の国旗」と言われるスペインの国旗を思い起こさせるような赤い大理石です。濃い赤からオレンジに近い色まである石で、中には茶色に近い赤茶色の石もあります。白い線が不規則に入って模様を作り出していて、縦横に稲妻のような感じで白いラインが走っています。白い部分は細い物が多いようですが、中には幅が広く大胆に入っている物もあります。基本的に大理石は白い色をしていますが、赤い色は大理石ができる過程に於いて含まれた、赤鉄鉱(ヘマタイト)や酸化鉄が引き出しています。鉄分が多く含まれると濃い赤い色になります。赤い地に白い模様が見えるので、とてもゴージャスな大理石と言えます。量は少ないですが、ほとんど白い線が無く、まったく模様の無い所もあります。綺麗な色の大理石ですが、やはり線状の模様が多いということは、赤い部分と白い部分の、質が違うので、疵も多くなってしまいます。また、巣穴と呼ばれる、ピンホールも割とたくさんあります。特に模様が多いものは、このような欠点が顕著に現れます。

「ロッソ アリカンテ」を取り扱う時の留意点

濃い色の欠点

経年劣化と言って、長い年月で、色が抜けて白っぽくなることがあります。「ロッソ アリカンテ」のように元の色が濃い場合は、顕著にその現象がみられます。大理石は化学作用に弱く、特に酸性のものが付着すると表面が溶け出し、ザラつくようになって色が薄く見えるようになります。近年の酸性を帯びた雨によって、屋外で使用した場合は短期間でも脱色してしまうときがあります。また、屋内でも水にぬれたまま放置すると、色抜けの状態になってしまいます。水濡れした時は、早めに水分を拭き取ってください。

 

不揃いの柄

天然の石ですので、なかなか均一の模様は求められません。特に「ロッソ アリカンテ」は濃い赤の地色に、白いライン模様が入っているので、柄の違いがよくわかります。小物に使うのには、かまいませんが、広い場所に使う時は柄合わせに注意が必要です。

 

「ロッソ アリカンテ」に適した製品

インテリア雑貨

「ロッソ アリカンテ」は色が濃く、赤いので、小物に使ってもインパクトがあります。ティッシュケースやガラス瓶の蓋部分に使われている商品もあります。また、デスク周りのペン立てやペーパーウエイトも作られています。綺麗な色なので、手ごろなサイズのオブジェなどもお部屋の雰囲気作りに一役買えるでしょう。小さなものでも、「ロッソ アリカンテ」の存在感のある色合いの雑貨品一つで高級感も味わえるのではないでしょうか。

 

内装材

ホテルやマンションのロビーなど、建築物の内装に使われます。「ロッソ アリカンテ」の綺麗な赤が利用され、白など薄い色の大理石と組み合わせて、モザイク模様を床に表した所もあります。その場の雰囲気を豪華に演出できるでしょう。また、目を引きたい場所に使われる事もあります。例えば、エレベーターのドア周りやマンションのオートロック操作盤など、「ロッソ アリカンテ」の赤い色でしたら、探さなくてもすぐに目につくのではないでしょうか。何かを際立たせたい時に、「ロッソ アリカンテ」のような目立つ色の石材は最適な素材と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッソ アリカンテ」のまとめ

本当に美しい赤い大理石は希少です。大理石の「ロッソ アリカンテ」の中でも、深紅と言えるものはとても少ないようです。しかしその色は、大自然が作り出した奇跡と言っても過言ではありません。動物や植物でも美しい赤を見る事はできますが、大理石が石材として地上に現れるまでには途方もない時間がかかります。そのような事に思いをめぐらすと、「ロッソ アリカンテ」のような美しい大理石を利用できることは幸運だと言えるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税込、運賃別)

300角…21260円
400角…22835円

2024年3月のしらべ

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