ボテチーノクラシコ イタリア産ベージュ系大理石のご紹介

ボテチーノクラシコ( Botticino Classico)のしらべ

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大理石には、いくつかの大まかな色分けがあります。その中でベージュ系の代表と言われる、とても人気の高い大理石が「ボテチーノ クラシコ」です。日本にも大量に輸出されています。はるばるヨーロッパの地からやってくる、「ボテチーノ クラシコ」をご紹介します。

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「ボテチーノ クラシコ」の原産地

大理石の「ボテチーノ クラシコ」はイタリア共和国の北部に位置する、ロンバルディア州の山から切り出されています。州には12の県があり、その中のブレシア県に採石場があります。

県都ブレシアの近郊にある、アルプスの山々が望める「ボッティチーノ」と言う町は、大変古くから大理石の採石を行ってきました。2,000年以上の歴史がある大理石の採石ですが、一説には、古代ローマの時代にこの地域の採石場を所有していた人物の名前が、この町の名前になったと言われています。町の周辺には多くの採石場があり、大理石が大きく切り出された跡は巨大な階段のように見えます。

この町の経済を大きく担っているのは、大理石の採石ですが、他にも靴下の製造も歴史があります。老舗のソックスメーカーが、高品質で独特な色合いのカラフルなソックスを世界中に販売しています。

「ボテチーノ クラシコ」の特徴

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本磨き

大理石の「ボテチーノ クラシコ」は、ベージュの地色に濃い目の線の柄が入っているのが見た目の特徴です。わずかに色のある地に、細かな波形を思い起こさせる線の模様がランダムに入っています。

ベージュは本来、漂白したり染めたりしていない羊毛の色を指しますが、一般的に茶系の薄い色がベージュとされています。似ている色合いにアイボリー(象牙色)や生成色などがあります。この大理石は大変古くから採石されているので、同じ採石場でも、切り出す深さで色や模様がガラッと変わります。したがって、色むらや柄のむらも多くなってしまいます。これを欠点ととるか、多様な「ボテチーノ クラシコ」を思いのままに使うことを楽しめるかは、使う場所と、人によるところが大きいのではないでしょうか。

「ボテチーノ クラシコ」は数千年の歴史を持つ大理石ですが、この名前が大きく取り上げられたのは20世紀の初頭でした。イタリアの首都ローマの中心部に建造された「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂」に「ボテチーノ クラシコ」がふんだんに使われたことで、この大理石の名称が一気に広まったと言われています。賛否両論あったようですが、古代ギリシャの神殿のような荘厳な建築物となっています。

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「ボテチーノ クラシコ」を取り扱う時の留意点

ボテチーノクラシコは、「色」に気をつける必要があります。

色柄合わせに気をつける

「ボテチーノ クラシコ」には縞の様な模様が入っていますが、先ほど述べましたように、同じ場所からでも色合いや柄が違ってきます。天然の産物なので均一性を求める事は不可能です。タイル状の大理石を並べて使う時には、この違いによく注意して、全体のバランスを見ながら仮置きをしたうえで施工するのが良いでしょう。

色染みに注意

大理石は、比較的吸水性が高い石材です。表面に撥水処理などのコーティングを施していない場合には格段の注意が必要です。特に、お醤油やコーヒー、ワインなど色の濃い液体が付着すると、早い時間で吸水して色が付いてしまいます。このような液体をこぼした時は、素早く拭き取ってください。色染みが付いてしまうと、なかなか取ることができません。また、果汁などの酸性の物は表面が溶け出す可能性もあるので、これらも付着した時には速やかに取り除いてください。

「ボテチーノ クラシコ」に適した製品

建築物の内壁

落ち着いたエレガントな大理石ですので、リビングの壁などに使われると部屋全体が明るくあたたかい雰囲気になります。シンプルなデザインのお部屋ですと、なお一層「ボテチーノ クラシコ」の良さが、引き出されることでしょう。逆に「ボテチーノ クラシコ」の控えめな色合いが、調度品などを引き立たせてくれることもあるオールマイティな大理石と言えます。

インテリア雑貨

「ボテチーノ クラシコ」はやわらかい部類の石なので、加工がしやすいです。古代の建造物には、複雑なレリーフなど装飾の為の彫刻が施されていました。このような利点を利用して、小さなサイズのものも作られています。例えば、ペン立てや、ちょっと贅沢なティッシュケースなどの色々な雑貨や、お部屋を彩るオブジェなども作られています。「ボテチーノ クラシコ」の雑貨小物一つでも、お部屋のイメージを引き上げる良いアイテムとなるでしょう。

「ボテチーノ クラシコ」のまとめ

アルプス山脈の一角にある大変古い歴史を持つ大理石の産地で切り出されている「ボテチーノ クラシコ」は、世界的にも有名な建造物にも使われています。

例えばアメリカ合衆国のホワイトハウスや自由の女神像にも使用されています。また、ヨーロッパでは各地の行政庁舎や高級ホテルなどにも使われています。

古代の神殿や宮殿を彩ってきた2,000年の歴史は正に「クラシコ」の名にふさわしい大理石ですが、これから後も、様々な建築物の内外を彩るための価値ある素材となることでしょう。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き
300角…12000円
400角…13000円
300×600…14000円
600角…18000円

水磨き
400角…13000円

2020年9月のしらべ

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