ビアンコブロイエ イタリア産白系大理石のご紹介

ビアンコブロイエ(Bianco Brouille)のしらべ

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世界的に有名な白い大理石を産出している山の近くでは、様々な色や柄の大理石も切り出されています。この地域では、イタリア語で白を表すビアンコを付与した名前の大理石が多く産出されていて、「ビアンコ ブローイエ」もその一つです。
白とグレーが融合した品のある大理石です。

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「ビアンコ ブローイエ」の原産地

世界的にも有名で歴史も古い大理石のビアンコカララが切り出されている地域で、「ビアンコ ブローイエ」も採石されています。
イタリア共和国の北西部にあるトスカーナ州マッサ・カッラーラ県の都市カッラーラは、紀元前から2,000年以上もの長い間、大理石を産出し続けています。
街から見える山は常に雪を頂いているように見えますが、それは真っ白な大理石を切り出しているためです。
アプアン・アルプスに多くの良質な大理石が眠っていた事と、山から地中海の一部であるリグリア海までが数㎞と近かった事が、この地に大きな街が出来た要因となっています。
街の各所には大理石を使ったモニュメントや建造物も多く、大理石採石の歴史や、この地で採石されている様々な石やそれを使った美術品のコレクションを展示している大理石の博物館もあります。
また、採石場の見学ができるツアーもあり、観光客に人気のあるアトラクションとなっています。

「ビアンコ ブローイエ」の特徴

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本磨き

「ビアンコ ブローイエ」は、ビアンコの名が示す通り白い地の大理石です。
その中に灰色の線が模様を描くように入っています。
アプアン・アルプスで採石される大理石はとても綺麗な白い色をしています。
「ビアンコ ブローイエ」の地色も同じように雪の様な白さがあり、グレーの線がはっきり見える石は、ヒマラヤ山脈付近に生息するユキヒョウの模様のようにも見えます。
入っている線の量が多ければ、鹿の子模様や網目模様を思い起こさせる感じになります。
また、灰色の部分が少し不明瞭になる石では、見上げる明るい曇り空の様にも、高い山から見下ろす雲海の様にも見えます。
逆に地色が灰色であるくらいの石もあり、白い部分が浮き出ているようなものもあります。
極寒の海に浮かぶ数々の流氷の様にも見え、大理石の起源が海洋生物であることから、海に見出される風景が大地の奥から出現する事は当然のことなのかもしれません。

「ビアンコ ブローイエ」を取り扱う時の留意点

屋外の使用について

大理石は吸水性が高く、基本的には屋外での使用は不向きと言えます。
主成分である石灰岩は風化には強いのですが、鍾乳洞などで見られるように水によって溶けだしてしまいます。
その事から分かるように、綺麗に磨かれた鏡面加工の場合には短期間で表面の美しさが損なわれてしまいます。
また、吸水性が高いことから石の内部に侵入した水分が寒冷地では凍結してしまう可能性があります。
そうなると石が割れたり、剥離したりすることもあります。
大理石は加工しやすい石なので、モニュメントや彫刻などに使われる事もありますが、以上の事を念頭に入れて利用してください。

白い色を保つ

「ビアンコ ブローイエ」は白を基調としたモノトーンの石です。
このような色合いの大理石に他の色が混じると非常に目立ちますし、汚い印象にもなってしまいます。
大理石は水気や酸に非常に弱く、例えば、大理石のテーブルにワインやジュースなどをこぼしてすぐにふき取らなかった場合にシミになってしまいます。
シミは茶色くなることが多く、こぼしてしまった液体の色が付くこともあります。
ほこりなども水分と一緒に吸収される事もあるので、お手入れはこまめにしてください。

「ビアンコ ブローイエ」に適した製品

加工で変化を

「ビアンコ ブローイエ」は白とグレーだけの色を持ち、模様もあまり大きなものはありません。地模様の様な柄が多く、無表情になりやすい石です。
大理石は比較的柔らかい部類の石材なので、加工が容易です。
表面を磨き上げた鏡面加工だけでなく、割り出したままのようなデコボコしたものや、様々なデザインのパターン加工を施したものもあります。
使う場所によって表情を変える事の出来る素材と言えるでしょう。

ペットの住環境に

夏の暑い時に使えるペットのクールマットとして売られています。
石材は熱伝導率が低く、熱しにくく冷めにくい性質を持っています。
室内で飼育されるペットも多く、夏の暑い時にエアコンを使うこともありますが、人間より体が小さく敏感な動物には不向きな時もあります。
体温より少し低いだけで冷たく感じる事が出来るので、大理石の石板を使えばペットも過ごしやすくなるのではないでしょうか。
布製と違い、ダニなどの害虫が発生する心配もなく、衛生的に使えます。

「ビアンコ ブローイエ」のまとめ

大理石の産出はヨーロッパが多く、その中でもイタリアには歴史が古く規模も大きい採石場があります。
アルプス山脈とイタリア半島を北西から南東に貫くアペニン山脈に挟まれるように存在する、アプアン・アルプスと呼ばれる地域には多様な大理石が眠っています。
古代の神殿を建造し、ルネッサンスが花咲く時代のミケランジェロが愛した、白い大理石のビアンコカララと同じ山から採石される「ビアンコ ブローイエ」は、有名な大理石の兄弟と言えるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

400角…13000円
600角…24000円

2020年1月のしらべ

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