ポルトガル産の白い御影石グランぺルラのご紹介

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グランペルラ( Gran Perla )のしらべ

ヨーロッパ大陸の西の端、イベリア半島のほぼ真ん中で切り出されている白系の御影石があります。一風変わった雰囲気を持つ御影石は、ヨーロッパの出身であることがふさわしい感じがします。モノトーンの中にも華やかさを感じさせる、御影石のグランペルラをご紹介します。

原産地

ポルトガル共和国のベイラ・アルタ地方で、御影石のグランペルラが切り出されています。ビゼウ県とグアルダ県にまたがる地方で、ポルトガル北部の内陸地域になります。ここにはポルトガル最高峰のエストレーラ山脈があります。この山脈を含む一帯は自然公園として、四季折々の風景と季節に応じたレジャーを楽しむことができます。ポルトガルには、カステラのルーツと言われる「パン・デ・ロー」と言う伝統のお菓子があります。卵、小麦粉、砂糖のみで作られる修道院生まれのパン・デ・ローは、北部のこの地方でよく食べられています。家族の行事や伝統の祭りなどには欠かせないお菓子です。

特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

白系に分類される花崗岩です。白とグレーの中に黒い粒子が入っています。大きめの柄で、グレーの中から白い石が浮かび上がってくるように見える模様になっています。鏡面加工の場合はモノトーンの柄がはっきりとして、白と言うよりグレーに見えることがあります。柄が大きいと言う事は、御影石を構成している鉱物がそれぞれ大きいので、目に見えるわけではありませんが隙間が生じています。したがって吸水率が少し高めになっています。ツヤ消しの表面加工の場合は、表面の凸凹により一層吸水しやすくなります。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

水による劣化や汚れ等を防ぐために使われる薬剤があります。

御影石は一般的に吸水率が低いとされています。しかし、天然の石ですのでまったく水を吸わないわけではありません。微細な穴や隙間に入り込んだ水は御影石の大敵です。寒冷地においては、冬季の低温で水分が凍って割れ目ができることがあります。また、沿岸部では塩害の影響を受けることもあります。浸み込んだ水分によって鉄鉱物から錆が浮き出たり、カビが生えたりします。水が浸み込むのを防止する薬剤や撥水する薬剤を塗布することで、先に挙げた不具合を防止することができます。このような施工は、信頼できる専門家にまかせるのが一番効果的です。

適した製品

建材として

垂直部分に

壁や柱などは美しい鏡面を出した石材が使われます。グランペルラの特徴的な模様を生かせる最適な使用方法でしょう。ツヤ出しの素材だけでなく、ツヤ消し、割肌と言った違う表面の石材を組み合わせてデザイン化した施工も成されています。

水平部分では

床や階段に使用する場合は、一般的にバーナー加工などのツヤを抑えたザラザラした表面のものを使います。水濡れした時に滑りにくくするためです。歩く人の安全を第一に、安心して歩行できるような施工方法が選ばれています。

まとめ

グランペルラの「ペルラ」とは真珠と言う意味があります。海や湖の底で育まれる美しい真珠の輝きを、大地の奥で育てられた御影石の表面に見た人がいるのですね。どちらも自然が大事に培ってきた美しい白い輝きを持っています。このような自然の恵みを生活空間を彩る為に使えることは、幸せなことだと言えるのではないでしょうか。