薄いピンクの大理石ルスキッサライトピンクのご紹介

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ルスキッサライトピンク(Ruschita Light Pink)のしらべ

大理石のルスキッサライトピンクは、ピンクベージュの肌地にくすんだ流れ柄の入る大理石です。同種のルスキッサピンクと比べると、その色地が控えめな石材となります。このページでは、やわらかピンク地が優しい雰囲気を醸す、ルスキッサライトピンクについてご紹介します。

原産地

大理石のルスキッサライトピンクは、ルーマニア北西部から中部にかけて広がる、トランシルヴァニア地方のカラシュ=セヴェリン県シュキツァで採掘されています。カラシュ=セヴェリン県は、ルーマニアをはじめとする近隣諸国を逆L字形に貫縦する、カルパティア山脈の南部に位置し、またドイツ南部から流れるドナウ川が、ルーマニア側へ流入する入り口にもなります。ルーマニア国内でも屈指の面積を誇る県です。

この地は、地下資源が豊富で鉄鉱石と石炭に恵まれており、18世紀後半には溶鉱炉が建造されて発展した都市です。そのため現在は、ルーマニアの代表的な製鉄都市として知られており、製鉄業のほか、鉄道車両、石炭化学などの重工業が盛んです。

またトランシルヴァニア地方の城塞都市シギジョアラは、職人組合ギルドを中心に発展した街なみが広がっており、その美しさから「ルーマニアの宝石」と呼称されています。1999年に、シギショアラ地区は、ユネスコの世界遺産にも登録されました。またこの地は、アイルランド人作家のブラム・ストーカーが著した『吸血鬼ドラキュラ』のモデルとされる、ウラド公の出身地としても知られています。

特徴

本磨き

大理石のルスキッサライトピンクは、同石種のルスキッサピンクなどと、同じ丁場から採掘されている石材です。ルスキッサライトピンクは、ピンクベージュのベース地に流れ紋様が走る、落ち着いた印象と高級感を併せ持つ大理石です。

また天然の大理石であるため、各石材によっては色地や流れ柄にバラツキが生じます。ご利用になる際は、各石材をあらかじめ仮並べするなど、事前に石材を組み合わせてみることをおすすめします。市場に流通するルスキッサライトピンクは、石表面を鏡面状に仕上げた本磨き加工タイプが主流となります。ほのかにピンクがかった色地で温もりを感じさせるこの大理石は、古くから内装材や装飾材として愛用されてきました。

留意点

ルスキッサライトピンクの留意点についてご紹介します。

天然の大理石のため

天然の大理石のため、各石材によって色調や肌地の模様などにバラつきが生じます。施工前に仮置きして、模様な色地を組み合わせるなど、事前に全体のバランスを見ながら貼り合わせを行ってください。

吸収性に注意

大理石は水を吸収するおそれがありますので、水まわりなどの床材としてご使用する場合は、十分な水対策が必要となる石材です。

耐酸性に注意

大理石は耐酸性の性質を持ちあわせておりません。酸に侵されますと、表面が変色・退色するなどの症例が見られます。酸洗いや酸性洗剤でお手入れすることがないよう、くれぐれもご注意ください。

使用場所

おもに屋内の壁面や床材及び洗面台などに使用されます。ピンクベージュの肌地となるために、朗らかで格調の高い空間を演出してくれます。

まとめ

ルーマニア北西部から中部にかけて広がるトランシルヴァニア地方のカラシュ=セヴェリン県で採掘されるルスキッサライトピンク。ピンクベージュの色地のために朗らかで優しい印象を醸す大理石です。上品な色合いと温もりを感じさせるルスキッサライトピンクで、ぜひ、室内の壁面や床材を彩ってはいかがでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

400角…15000円

2017年3月のしらべ